資産の状況を分析し、リスクは取らず分散投資が基本
まず、投資の基本的な考え方について解説しましょう。
重要なことは、どれくらいの金額の老後資金が必要で、対して、今どれくらいの金額の資産が不足しているのかを知ることなんです。
目標額以上の資産を持っているなら、リスクを負ってまで、資産運用を行う必要はないです。
しかし、多くの方は、老後資金として〇〇万円不足しているから、××年間で、△△万円とう目標以下の試算を持っている方が殆どだと思います。
なので、資産運用が必要だなという結論に至ったら、行動に移す前に気を付けて頂きたいのが、資金を特定の資産に集中させずに分散投資をする、ハイリスク商品には手を出さないという点なんです。
ただ、この他にも、資産運用においては重要なポイントが幾つかありますが、今回は、この2点に絞って解説していきたいと思います。
資金を、特定の資産に一気に集中させてしまうと、その資産が、大きく値下がりした場合、資金が大幅に減ってしまいますから気をつけましょう。
50代と言うのは、老後までの時間が短いので、資金を大きく減らしてしまうと、それを挽回するのには、時間がかかり難しいんですね。
だからこそ、一気に集中投資は避けて、分散投資を徹底してください。
なぜなら、挽回するための時間が少ないからです。
そして、注意して頂きたいのは、ハイリスクな商品には手を出さないことです。
例えば、個別株が挙げられますが、この理由は、企業が倒産した場合、投資した資金が返金されない可能性があるからです。
資産運用に外貨預金が向いている理由
50代の、資産運用初心者におすすめしたい金融商品は外貨預金である。
では、その理由について見ていきましょう。
外貨預金は、商品性が比較的シンプルなので、資産運用に慣れていない人でも始めやすいと思います。
何より、外貨預金は、分散投資がしやすいんですね。
なので、米ドルを中心に、多くの通貨を保有することで、分散投資ができます。
更に、日本円よりも金利が高い通貨が多いので、日本円で運用するより投資の効率が高めやすいんです。
外貨預金の利益は、為替差益と金利収入です。
仮に、為替レートがまったく動かなかったとしても、金利収入で利益を上げられます。
為替レートの変動に注意しよう
メリットの多い外貨預金にも、注意点があります。
外貨預金には、為替レートの変動 (円高の進行)で、資産が目減りするリスクがあります。
1米ドル100円のときに、100万円分の米ドルを購入し、その後、為替レートが1米ドル90円になった場合、資産額は90万円に目減りする(手数料などは考慮していない) 。
ただし、1米ドル90円のときに、日本円に換金しない限り、為替差損は確定しない。
為替レートの動向によっては、円換算すると、資産が目減りする時期もありますが、いつまでに、日本円に換金しなければならないというルールはないので、為替レートが、円安に振れるまで、じっくり待つことができるんです。
米ドルを軸として、新興国通貨にも分散しよう
実際に外貨預金を始めるとなった場合、どのような通貨に投資すれば良いのでしょうか? まず、軸は米ドルなんです。
安定性が高い米ドルの次に、新興国通貨にも投資することで、リスクを分散させながら、資産運用を進められます。
なので、資産運用として外貨預金は、50代から始めても遅くはないということです。
老後資金の準備のために、ぜひ、検討することをおすすめしたいです。
今日の記事はここまでとなります。
次回は別のお話しを書きますので、乞うご期待です。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
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