工場と同じで、家庭でも在庫を減らすと、お金が貯まるようになります。
それは、なぜか解りますか❓ ❓
在庫を持つと、どうしてもムダが生じます。
殆どの消耗品は有効期限があったり、有効期限が無くても使わずに置いておくと、使う目的が無くなってしまって、結局は捨てることになったりするんですね。
偉そうに言っていますが、私自身、過去に苦い経験があり、酷い時には全く開けていない医薬品などの消費期限がとっくに過ぎていて、泣く泣く捨てたことがあります。
金額にするとその医薬品ひとつで、2千円位は捨てた計算になります。
実に勿体ないことをしました……。
ですが、当然に、それらは氷山の一角に過ぎないんです。
まだ、他にも家中を探せば、沢山のムダが潜んでいるはずなんですね。
因みに、そうしたモノは、全てがムダなお金になります。
家にあるモノは、一切、捨てないから、私は大丈夫だからと言われるかもしれないですが、一つ重要な損失があるのです。
それは、お金をモノに変えた瞬間に、利子(期待利益)がつかなくなるという点です。
お金なら、銀行や国債に投資しておけば、少ないながらも利子が付いて、株式なら期待利益分の、キャピタルゲインも狙えるかもしれないですね。
ですが、モノには1銭も利子が付かないです。
利子が付かないどころか、買った瞬間から消費期限は、一日、一日と短くなっていきますから、置いておくだけで、モノの価値は、どんどん減っていきます。
企業なら、減価償却費と言えば解りやすいと思います。
だから、在庫が多ければ多いほど、その損失額は膨らむ一方なんです。
ですから、在庫=負の資産であるということを、心にしっかりと刻みましょう。
日本人の間には、無借金を良しとする、風潮がありますが、在庫は、借金と同じ位の デメリットがあるにもかかわらず、目に見えにくく、借金ほど問題視されない。
多くの家庭では、大量の在庫(いわば借金)を抱えているから、お金が貯まらないのは、 ある意味で当たり前の話しなんです。
だから、必要な時に必要なモノだけを、購入するのが理想だし、個人が資産を増やしていく為の基本中の基本になります。
幸いにも、今はネット環境があれば、必要なモノは、1〜2日で自宅に届く世界で、恵まれた環境になっていますので、モノ不足だから、家に在庫がないと、生活が苦しくなるといったことも考えにくいです。
在庫を減らすのも、やってみると奥が深いですが、まずは家の片付けをしながら、状況を把握すると、なんて我が家はムダ(在庫)が多いんだと実感ができますから、一度試してみてはどうでしょうか?
因みに、誤解のないように加えると、私達、ファイナンシャルプランナー(FP)は、決して娯楽品を買わないでと、言っているわけではないのです。
企業なら、娯楽品は恐らく不要だと思いますが、家庭では、ある程度は必要なのです。
娯楽品への支出バランスは、奥深いテーマですが、整理整頓とは全然別の概念ですので、混同されないようにして下さいね。
娯楽品も整理整頓をすれば良いんです。
子供に、玩具を片付けさせるのと同じ理屈ですね。
片付けが進むと、心もお金も軽くなりますし、個人的には、お仕着せの娯楽なんかより、片付けの方が遥かに奥も深いし、何よりお金が貯まりますから、楽しい時間だと思いますね。
今日の記事はここまでとなります。
次回からは別のお話をかきますので、乞うご期待です!!
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
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